<中学部より> 「工夫する力!理科の問題解決能力を伸ばす」【電気の通り道】
「今日はみんなが電気をつけよう!さあ、実験を始めよう。」
これまでの学習で、電気の通るもの、通さないものを学び、学んだことを生かして電気の通り道(回路)を作る実験です。
生徒A「他の繋ぎ方はあるかな。」
生徒B「あれ、つかない」
生徒C「先生、手伝ってください!!」
生徒D(うまく繋げずイライラしてそう…)
実験はうまくいかないことがあるもの。うまくいかない場合、どうしたらうまくいくか、考えて工夫することが大切と伝えます。
自分で考え、課題を乗り越えた先にできた、分かったという経験は、これからの学習や人生においてうまくいかないことがあっても、自分の力で乗り越えることができる大切な力と考えます。
今回の理科の力は「くらべよう!」頑張ることを生徒と共有しました。【理科の問題解決能力の育成】
中学部2学年では、光っている時の回路は繋がっているか、繋がっていないか、金属で繋がっているかという様子を観察し、状況を関連付けて考える力を伸ばすことも意識します。
教材作成において、生徒が自分でできるように、ワンタッチで電気が通るものが分かる教材や、身近で分かりやすい金属の道具を活用することとしました。
うまくいかない場合には、前時で学んだことを生かします。
教師 「電気を通すものはどんなもの?」
生徒A「シルバーのもの!」
生徒B「金属!」
教師 「金属でつながっていないと電気が通らないね」
生徒A「あ、そうか!」
初めは光らない、繋がらないこともありましたが、自分で考え工夫し、光った豆電球を自慢げに見せてくれました。
今後も中学部理科では、子どもたちのできた、分かったという姿を増やしていくことのできるような学習活動を展開し、身近な事象の理解を深め、問題解決能力を働かせながら、理科の資質・能力を充実していくことができればと思います。
(中学部理科担当)
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