情報教育部の活動 ~Activities~
 「情報教育部」では、児童・生徒のICT活用能力の向上情報モラル教育の推進のほか、教職員のICT活用指導能力の向上、校務の情報化(校務処理・連携)を目指し活動しています。
 
文部科学省が推進する 「GIGAスクール構想」に伴う高速WiーFiネットワーク環境の整備・運用、タブレット端末整備・運用といった校内のICT環境の整備、学校Webサイトを活用した情報の発信、ICTを活用した校務処理支援(統合型校務支援システム活用サポート)、緊急時における情報発信(保護者メール「マチコミ」運営・サポート)等の充実に努めています。
 
教育の情報化、特別支援教育におけるICTの活用・指導の充実、ICTを活用した教職員の連携と併せ、新型コロナウィルス感染症予防に関する対応など、学校教育現場の様々な場面・視点においてICTの効果的な活用が求められています。これらの課題等の解決に向け、県内各特別支援学校のICT担当者とも連携を図りながら日々取り組んでいます。(情報教育部主任:木谷)

【 主な活動内容 】
・校内ネットワークの整備・運用・管理
・学校Webサイトの整備(Webサイトを活用した情報発信)

・教職員のICT活用指導能力の向上(情報教育研修会)
・特別支援教育におけるICT活用事例の収集・発信
・Web会議・各種研修・授業等(GoogleMeet)のサポート
・FCS(ふくしま教育クラウドサービス)の運用・管理
・GIGAスクール構想推進に関する検討・整備
・校務の情報化に関する検討・推進
・校内タブレット端末の管理・運用
・視聴覚機器、ICT機器の管理・運用  等


【情報モラル教育】
 

 
小学生向け(スマホモラル).pdf   小高学年~中学生用(スマホモラル).pdf  
  高校生用(スマホモラル).pdf


【ICT活用事例集

ICT事例集【R4】.pdf
NEWICT事例集【
R5】.pdf

情報教育部の取り組み ~ICT研修会 Workshop on ICT~

【特別支援教育におけるICT活用について】
 文部科学省「教育の情報化に関する手引」において、障がいによる物理的な操作上の困難や障壁(バリア)に対してICT機器を工夫することによって支援しようとする考え方(アシスティブテクノロジー)(AT:AssistiveTechnology)の観点からも、特別支援教育におけるICT機器の活用や教材の工夫の重要性について触れられているとともに、校務の情報化や教職員のICT活用指導力の向上が課題として挙げられています。
 特別な支援を必要とする児童生徒へのICT活用は、視覚的・聴覚的にも多様な表現ができるという特性から、児童・生徒が関心を持ちやすいという利点があります。また、児童生徒が自分から行動を始発したり、遂行したりすることができる「自発性」を育むことも期待でき、児童・生徒が主体的に学習するという授業改善の視点からも、有効な教材教具となり得ます。
 タブレット端末や大型電子黒板などのICT機器を支援ツールとしての活用例として、コミュニケーション支援、見通しをもたせる支援、集中を持続させる支援、興味・関心を高める支援、双方向通信による交流、再現性や振り返りにおける支援、読み書き・計算の指導に関する支援などが挙げられます。特別支援学校の授業づくりにおいてICTを活用していくうえで、どのように活用してよいか分からないといった教員の指導力(情報活用能力)に関する課題、タブレット端末等のICT機器の確保や高速Wi-Fiネットワーク環境の充実といったハード面の課題等もありますが、合理的配慮を踏まえたICT機器やAT(AssistiveTechnolosy)教材の活用の在り方について理解を深めることができるよう、研修・研究を進めていきたいと思います。(情報教育部主任:木谷)

GIGAスクール構想について~Global and Innovation Gateway for All~

 
 ICT技術の社会への浸透に伴い、学校教育現場でも先端技術の効果的な活用が求められる時代となりました。文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」は、こうした社会の変化を受け、全国の小・中・高等学校・特別支援学校などの学校教育の現場で、児童・生徒がパソコンやタブレットといったICT端末を活用できるようにするための取り組みのことです。

「GIGA」⇒ Global and Innovation Gateway forAll
     (全ての児童・生徒のための 世界につながる革新的な扉)を意味しています。


 この「GIGAスクール構想」は、10年ぶりの学習指導要領の改訂を受けたもので、対象はハード面の「ICT環境の整備」だけではなく、デジタル教科書や、児童・生徒が、個々の苦手分野を集中学習できるAI(人工知能)ドリルといった「ソフトの充実」、地域指導者養成やICT支援員などの外部人材の活用、教職員のICT活用指導力向上といった「指導体制の強化」も含めた3本柱での改革が推進されています。

教育の情報化 ~Digitization of education~

 

 「教育の情報化」とは、文部科学省が「教育の質の向上」を目指し、推進する取り組みの一つです。10年ぶりに改訂された新しい学習指導要領(※)では、「情報活用能力(情報モラルを含む)」が、言語能力と同様に「学習の基盤となる資質・能力」に位置付けられました。
※新学習指導要領:小学校では2020年度、中学校では2021年度から全面実施、高等学校では2022年度から学年進行で実施。

 各学校においては、各教科等横断的な視点で情報活用能力の育成を図るとともに、必要なICT環境を整え、それらを適切に活用した学習活動の充実を図ることが重要であり、情報モラル教育や各教科等の指導におけるICT活用など、教育の情報化に関する内容の一層の充実が求められています。

【 教育の情報化が目指すもの 】

教育の情報化の推進、教育の質の向上のため、3つの観点で進められています。

情 報 教 育 児童・生徒が様々な情報をどのように受容し、どのように活用するか、コンピュータやタブレット、スマホ等の情報手段をどのように活用するかといった情報活用能力育成の観点。
教科指導におけるICTの活用 教員が各教科等の授業や教育活動において、ICTを効果的に活用し、いかにわかりやすく深まる授業を実現していくかといった観点。
校務の情報化 校務の情報化の推進により、教職員の効率的な校務処理、業務の軽減と効率化、教育活動の質の改善(きめ細やかな教科指導・生徒指導の充実)を図るといった観点。

(情報教育部主任:木谷)