10月22日(水)、31日(金)にスターバックス コーヒー郡山駅店、郡山モルティ店に校外学習に行ってきました。店内を案内していただき、お客様を迎えるうえで大切にしていることや工夫していることなどお話をしていただきました。また、生徒が準備していた質問に対して丁寧に回答してくださいました。総合サービス班で企画している新メニューについても、具体的なアドバイスをいただき、生徒たちは目を輝かせて話を聞いていました。生徒のレポートには、「コミュニケーションの大切さ」や「笑顔」、「考えて行動すること」などに気付くことができたと改めて学ぶことができました。

11月28日、中学部1年生が校外学習で「ムシテックワールド」を見学し、自然や科学に関する学習をしてきました。館内では、さまざまな昆虫の標本や生態展示を見学し、普段の授業では体験できない自然や科学の世界に触れることができました。

生徒たちは、実物の昆虫の色や形をじっくりと見たりそっと触ったりし、興味津々な様子でした。また、空気を使ったサイエンスショーや科学の実験では、職員の方のお話を真剣に聞き、予想を立てたり積極的に発言したりしていました。実際に体験することで驚きや発見の声があがっていました。

展示物をじっくりと見たり、友達と一緒に見学したりする姿も多く見られ、主体的に活動に取り組む様子が印象的でした。今回の校外学習を通して、科学への関心を高めるとともに、公共の場での過ごし方や集団行動のルールを学ぶ良い機会となりました。
今後の学習にも、今回の経験をしっかり生かしていきたいと思います。
【学習のねらい】
12月4日、高等部3年生を対象に、郡山メンタルサポート代表の冨森崇先生を講師に招き、「メンタルヘルス講話」を行いました。この講話のねらいは、「ストレス対処や心の安定を図るための知識と技能を学ぶこと」と、「メンタルヘルスの自己課題に気づき、不安や緊張に対処する力をつけること」です。今年度、本校では「性に関する学習」に力をいれています。その目標の1つである「自他を大切にする心を育む」ことにもつながるよう、保健体育や自立活動等と関連づけた学習を実施しています。
【「ドキドキは準備完了」と「心を整える身体のセルフケア」】
講話では、不安や緊張との付き合い方やセルフケアについてお話していただきました。不安や緊張を感じたら集中力が上がって力を発揮する準備ができたと捉えることが大切と教えていただき、ネガティブな感情に対しての新たな見方を知ることができました。また、心を整えるための身体からのアプローチとして整体の技術を体験し、セルフケアの方法を学ぶことができました。
<生徒の感想から>
「『不安や緊張は弱さではない』という言葉が響いた。」
「緊張や不安は『準備完了のサイン』や『敵ではなく味方』ということがわかった。」
「不安や緊張があると集中力が高まり、ミスが減ることを知った。」
「学んだことを取り入れて『避けグセ』を直したいと思った。」
「脳には様々な部分があり、働きがあることを知った。」
「アクセルとブレーキのバランスが大事だと思った。」
「体をさすったり、押したりすることで不安や緊張を和らげられることを知った。」
「不安や緊張があった場合は、体をさすって落ち着かせようと思った。」
「呼吸法があることを知って驚いた。続けたいと思った。」
「腕や足を動かしたら不安や緊張が減ったと感じた。」
「自分は怒りっぽいので、怒りをおさえるツボを知れてよかった。」
「指をひっぱる方法を続けてみたい。」
「整体を体験したら、すっきりした感じがした。」
これらの感想から、不安や緊張をポジティブに捉え、自分なりの対処方法の幅を広げられた様子が伝わってきます。
【ストレスをしなやかに受け止める心を育む】
強い不安や緊張に直面したとき、それをしなやかに受け止めて前に進む力に変えていくことができるよう、心の健康教育は欠かせないと考えています。今後も心身の健康の維持増進が図れるよう、授業の充実に向けて取り組んでいきます。

11月21日に、中学部行事「スマイルレインボー祭り」を行いました。昨年度までは「にじのおか祭」という形で学校全体で取り組んでいましたが、今年度より学部行事という形で実施しました。実行委員会で話し合い、テーマを「もりあがろう 愛をこめて お祭りわっしょい」とし、中学部生徒全員で意見を出し合いながら、協力して取り組みました。
⑴ オープニング
新しい取り組みに向けて、代表委員の生徒が中心となって準備を進めてきました。当日、生徒達はスポットライトを浴びながら元気いっぱいに入場。手づくりのおみこしを「わっしょい!わっしょい!」と担ぎ、会場の雰囲気は一気に盛り上がりました。さらに、応募の中から選ばれた中学部公式キャラクター「レインボーくん」が登場! 生徒が考案したダンスをみんなで踊り、華やかなスタートとなりました。

⑵ 出店
各学年が協力して準備を進め、「お化け屋敷」「射的コーナー」「占いの部屋」など7つの個性あふれる出店が並びました。当日は生徒が店員役として、説明や受付などを担当し、積極的に自分の役割を果たしたり、他の出店に行ってルールを守りながら楽しそうに遊んだりと、多くの笑顔が見られました。


⑶ 製品販売
作業学習で製作した製品の販売も行いました。丁寧に作り上げた製品は多くのお客様に好評で、売り場には次々と人が集まりました。「いらっしゃいませ!」と元気よく呼び込みをする姿や、お金の受け渡しを丁寧に行う様子から、生徒たちの成長が感じられる場面となりました。

⑷ エンディング
今までの準備や当日の活動を振り返りながら、各クラスの取り組みに対しての表彰が行われ、生徒一人一人が大きな達成感を味わう時間となりました。エンディングには再びレインボーくんが登場し、ダンスでフィナーレ!笑顔と歓声にあふれ、大盛り上がりのうちにイベントを締めくくりました。

今回の「スマイルレインボー祭り」は、「自己理解」「自己選択」「自己決定」「自己実現」という目標に向けて、自分達で考え、自分達で作り上げることを体験する良い機会となりました。また、様々な活動を通して友達や教師との関わりを深めることで、より主体的に取り組む姿勢や、自分の思いや考えを表現する力を育むことができました。これからも自分の良さに気づき、自分で考え、自分で決めることができる力を育んでいきたいと思います。