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  本校は福島県郡山市の東部、中田町の自然豊かな環境の中に位置し、平成6年に開校した知的障がい特別支援学校で、小学部・中学部・高等部の児童・生徒が学ぶ、県内で最も規模の大きな特別支援学校です。

 令和6年度は、小学部83名(26学級)、中学部60名(17学級)、高等部199名(34学級)、計342名(77学級)の児童生徒が在籍し、スタートしております。(令和6年4月3日現在)
 本校では、学校教育目標の3つの柱である「進んで学ぶ 生活に生かす」「みんななかよく 共に働く」「元気な体 健康に生きる」について、小学部から高等部へと成長する中で、それぞれの目標が達成できるよう日々の指導に当たり、児童生徒の「自立と社会参加」をめざしています。

児童・生徒の活動紹介~Activities~

【自分の「好き」を表現】 ~友達とおどろう 体育「へんしん!どうぶつ」~

2025年3月28日 12時00分

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「ぎゃおぎゃお~♪」「どしん、どしん!」

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 子供たちは、身近な動物などの題材の特徴をよく捉えており、音声や身振りなど表現する力の可能性を広く感じることができます。

 小学部3年生は、今年から体育の学習が始まりました。3学期の内容は、『友達と一緒に身近な動物の動きをイメージし、音楽に合わせ楽しく表現運動をすること』をねらいとし、「へんしん!どうぶつ」という表現運動に取り組みました。

(1)【子どもたちの「好き」を表現】

 子供たちが好きなもの、興味関心があるものは一人ひとり異なります。その中でも動物は、人気があり子どもたちがイメージをもちやすい題材の一つです。

 そこで、うさぎや鳥、ゴリラ、恐竜など子どもたちに身近な動物に変身することをテーマにしました。写真カードを手掛かりに自分の中の動物のイメージを膨らませて表現したり、教師の手本や友達の動きを見て真似して表現したりしながら、子どもたちがそれぞれの方法で動物に変身することができるようにしました。

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(2)【友達との協同的な学び】

 3年生の体育はこれまでクラスの垣根を越えて、チームに分かれて学習活動に取り組んできました。今回は3チームに分かれて、学習のまとめとしてチームごとにダンスの発表ができるよう準備を進めてきました。最初はドキドキした様子の児童もいましたが、授業の回数を重ねるにつれて打ち解けてきた様子で、チームの友達の手を引いたり、「○○くん一緒にやろう。」と声をかけたりする姿も見ることができました。

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 チーム内では発表する動物の順番を話し合って決めることで、自分の想いだけではなく友達の好きなことにも関心を向けて踊ることができました。さらに、チームごとに発表を見合うことで、前に出て発表する力や相手の発表を見て感想を伝えあう力など、友だちと一緒に活動することでの更なる成長を感じることができました。

①【ダンスの構成を自分たちで考える=プログラミング的思考を意識した実践】

「プログラミングの学習ってどうやればいいの?」

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 小学校学習指導要領では、「児童がプログラミングを体験しながら,コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動」と示されています。

②【まとめ】

 今回の学習のまとめは、「どうぶつたいそう1、2、3」をモチーフにしたオリジナルダンスを考え構成し、発表しました。オリジナルダンス作りでは学習過程に。自分たちで変身する動物を決める、動物の動きと組み合わせる、順番でおどるといった「プログラミング的思考」の要素の「順次」が含まれているといえます。画像2

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 当日は、朝から歌いながら恐竜になりきって「ぎゃおぎゃお~♪」と手振りをつけたり、「たのしみ!」と笑顔を見せたりと、発表会を楽しみにしている様子でした。そして発表本番では、練習の成果を発揮して楽しく踊る姿やチームの友達と一緒に最後まで並んで踊る姿、友達のチームの発表を見て拍手を送る姿などが見られ、素敵な発表会になりました。

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 体を動かすことの心地よさや友達と一緒に活動することの楽しさを感じることができた表現運動。今回の表現運動で学んだ、子どもたちの自由な発想やイメージを表現する力をこれからも育むことができればと思います。

【卒業生を送る会に向けて】~感謝の気持ちを伝えよう~

2025年3月21日 10時23分

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 卒業生を送る会に向けて、花や輪飾り作りに取り組みました。花作りでは、お花紙を両手で丸め、色合いを考えながら台紙に貼りました。できた花をプログラムの周りに貼り、プログラムグループと協力して、素敵なプログラムに仕上げることができました。

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 1年間のまとめでは、映像や写真などを見て、今までの学習を振り返る活動を行いました。学習プリントや作品などを綴じた学習ファイルは、表紙を自分たちの作品を貼るなどして作りまとめました。できたファイルを1ページずつめくりながら、「見て。」などと指さしして教師や友達と話しながら1年間の活動を振り返ることができました。

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【張り子づくりをやってみよう。】~それぞれの個性を生かして~

2025年3月19日 09時35分

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 美術科で制作した張り子では、半紙にボンド水を湿らせて貼り付ける工程で、感触を楽しみ、笑顔で制作活動に取り組み、好きな物を作ることができ満足していました。

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 3年生を送る会に向けて「あと一つ」、「旅立ちの日に」の音楽を座って聴く練習をしたり、学級で共同制作をして活動したりしています。その中で、友達と仲良くもの作りを通して、学級という集団の中で行動を共にし、協力している様子が見られています。

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【小・中学部 卒業証書授与式】

2025年3月18日 16時26分

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令和7年3月18日

 春の気配が感じられる晴れ渡る青空のもと、「あぶくま支援学校小学部・中学部卒卒業証書授与式」が挙行されました。

(小学部卒業式)

 小学部6年生は12名が晴れの卒業の日を迎えました。

 証書授与では、全員が自分で卒業証書をしっかり受け取ることができました。式歌では、卒業式に向けて音楽の時間などで練習してきたこともあり、心のこもった歌声が体育館に響きわたりました。

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 小学部6年間で心も体も大きく成長した12名のみなさん。特に4月からの1年間は、「ファイトー!!!」を合言葉に小学部最高学年として様々なことに挑戦してきました。

 「運動会」や「にじのおか祭」、「クラブ活動・委員会活動」では、自分たちのことだけではなく、他学年の友達のために活動する姿が見られました。

 いわき方面への修学旅行では、アクアマリンふくしまやマリンタワーでの見学、ゆったり館での宿泊など、心に残るとても楽しい思い出ができ、12名の団結が一層高まりました。

 小学部卒業が近づき、中学部進学に向けた学習では、

 「小さい頃と今の自分は何が違う?」「小学部を卒業すると次は?」「中学部ではどんな授業をするの?」「中学部から新しく始まる作業学習とは?」「高等部ってどんなところ?」

 中学部・高等部の見学、高等部の先輩との交流活動を通して、自分が成長してきたことや得意なことに気付いたり、自分の“なりたい姿”を考えたりしてきました。また、ここまで育ててくれた家族や、お世話になってきた先生に感謝の気持ちを伝えたりもしました。初めての進学に不安を感じたり、戸惑う姿も見られたりしましたが、新しい生活へ期待で胸がいっぱいになっています。

 新しいステップで12名それぞれがそれぞれらしく輝くことができることを願っています。

 合言葉は…「ファイトー!!!」

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(中学部卒業式)

 今日は、中学部卒業式がありました。卒業生一人一人が、これまでの努力や成長を胸に堂々とした態度で卒業証書を受け取り、家族や在校生たちにこれまでの感謝の気持ちを伝えることができました。

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 この3年間は生徒にとって、肉体面でも精神面でも大きな成長のタイミングであったと思います。

 1年生のころには、誰かに頼ることが多かった生徒も中学部での生活の中で、自分でできることは自分で行うことを意識し、小学部から中学部に進学したという意識をもち始めました。

 2年生になると、日々の学習の中で、初めは難しかったことも徐々にできるようになり、一人でできることをどんどん増やしてきました。また、学年での連携もよく取れるようになり、それぞれの個性を生かしつつ、協力して様々な活動に取り組んできました。

 そして3年生では、中学部最上学年として後輩の面倒を見たり、自分から進んで学習に取り組んだりして中学部の生徒の見本として立派な背中を見せ続けてきました。さらに、中学部最大の行事である修学旅行で仙台に行ったり、高等部入試のために友達と励ましあいながら学習に取り組んだりして、初めて経験することにも堂々と向き合い、楽しみながら取り組んできました。

 3年生が中学部からいなくなってしまうことはとても寂しい思いもありますが、中学部の3年間で学んだことを高等部でも生かし、ますます成長していってほしいと思います。

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 卒業生の皆さんの未来に、輝かしい日々が訪れることを教職員一同、心から願っています。

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