あぶくま支援学校 学校公開

【学校公開研究会(一次案内)】R6.7.24公開
【PDF版案内】あぶくま支援 学校公開一次案内.pdf
本研修会は終了しました。多数のお申込みをいただきありがとうございました。


【二次案内】R6.10月掲載 あぶくま支援 学校公開二次案内R6.10.pdf






 
 本校は福島県郡山市中田町の自然豊かな環境の中で、小学部、中学部、高等部の児童生徒が学ぶ県内で最も大規模な特別支援学校です。令和6年度は、小学部83名、中学部60名、高等部199名、計342名の児童生徒が学んでいます。
 
 学びの変革
多様性を力に変える教育の充実のためには「学校の在り方の変革」が求めらます。
これらを具現化するための取組として、令和5年度より3つのテーマについての「学び創造プロジェクト」を発足し、課題や指導内容の整理・明確化のほか、関連部署による連携、全体計画の作成・修正に向けた協議・検討に組織として取り組んできました。

     <学び創造プロジェクトリーダー>
        ①性に関する学習   赤井教諭(保健主事)
        ②情報モラル学習   木谷教諭(情報主任)
        ③進路・キャリア学習 小川教諭(高等部 農園芸班キャップ)

 
 これらの3つの「学び創造プロジェクト」における研究と校内組織の連携により、どの発達段階で何を学ぶのか、どのように学ぶのか、どのような目標を設定するのか等の整理・明確化に取り組んでいます。
 段階的・系統的な”性”に関する学習や、自己のキャリア発達に関する学習、ICTを効果的に活用した情報モラル学習など、子どもたちの将来の自立と社会参加にために必要な資質・能力を育むための本校の取組や、実践的な授業を公開します。
<組織的連携>
教務部 笹山・情報教育部 木谷・保健指導部 赤井・研修部 小林・進路指導部 山内・生徒指導部 伊勢野・渉外部 雁部



【講演】ホワイトボードミーティング®開発者 ちょんせいこ氏
 ホワイトボード・ミーティング®︎開発者(株式会社ひとまち代表)のちょんせいこ氏を本校へお招きし、「学習組織を活性化させるファシリテーション」と題し講演の機会を設定させていただくこととなりました。
https://wbmf.info/greeting/


【ホワイトボードミーティングとは】
ホワイトボードを活用して進める会議の方法のことです。進行役をファシリテーター、参加者をサイドワーカーと呼びます。


 ファシリテーターが参加者の意見をホワイトボードに書くことで、会議の流れの可視化を図ることができ、”何を話し合っているのかが明確”になり、論点がずれにくく効率的・効果的に会議が進みます。

 この「ホワイトボード・ミーティング」の手法を学習活動において活用することで、子どもたちは「話す」「聞く」「書く」「読む」から成るコミュニケーション能力を身につけることができます。また、校務における会議、教育相談、学習活動の計画等においても様々なアイデアや意見を可視化してまとめることができ、取組の具現化学校組織としての連携を深めていくことが期待できます。
 特別支援教育に携わる私たちと同様の悩みや課題をもった参加者同士の”対話”を通して、ファシリテーションを学びましょう。

参加対象  教育関係者(幼・小・中・高・特別支援教員、教育委員会、指導主事等)
参  加  費  無 料
問合せ先  教務主任(笹山)教頭(持舘)


研修部の取り組み・活動 ~Activities~

【チーム力向上のために】~対話を大切にした心理的安全性を確保した組織とは~OJL研修=知っておきたい組織学~」 

5月2日(木)、東京保健医療専門職大学 リハビリテーション学部 作業療法学科 准教授の小野寺哲夫先生をお迎えし、「組織学」について学ぶ教職員研修会を実施しました。
 
 講義では、個々の心のあり様を考えることからはじめました。「何かにとらわれてしまうと見えなくなってしまう周囲の状況」や、今までの経験値から抜け出せず、変わりたくても変えられない「マインドセット」など、組織の中における現在の自分の姿を知るとともに、グループからチームになるためには、アプローチの仕方が違っても「目的」を共有し、「心理的安全性」を確保することで組織は大きく変わっていくことを学びました。
 

 本校は、県内最大規模の特別支援学校であり、様々な専門性を有する教職員が所属しています。各部や学年、学級などの各チームが「学習する組織」として活動することができれば、学校教育の場に新たな風を起こすことができると大望を抱くことができました。また、その為に一人一人が自分の「箱」から抜け出し、しなやかな心をもてるような働きかけが必要なことも痛感しました。
 本校が抱えている課題のみならず、これからの変化の激しい時代を生きるための方策がダイヤの原石のようにちりばめられた内容でした。これらをどう磨いていくかは教職員一人一人の「マインドセット」にかかっていると思います。

教材・教具 ~Support case・Teaching tools~

 特別支援教育につきましては、障がいのある児童生徒一人一人の教育的ニーズに応じて適切な教育的支援を行い、一人一人の自立と社会参加を目指して、地域社会で豊かに生きる力を高められるようにするとともに、通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といった連続性のある多様な学びの場の一層の充実が求められております。
 本校では、毎年、夏季休業期間に、児童生徒一人一人の教育的ニーズに応じた支援の充実が図られるような内容を取り上げ、夏期研修会を実施し、様々な学校種の先生方や関係機関の皆様に多数参加いただいております。
今年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、研修会は中止といたしましたが、研修会に代わる取り組みについて検討した結果、本校の実践の一部を支援事例集として整理し、発信することといたしました。支援事例集につきましては、昨年の夏期研修会実施の際のアンケートに寄せられたものの中から、特別な支援を必要とする児童生徒への指導や支援を行う際に、特にニーズが多かった教科学習や行動、コミュニケーション等に関する子どもの行動の見方や考え方、支援の仕方等について13の事例を掲載することといたしました。支援事例集を多くの皆様にご一読いただき、少しでも児童生徒の指導や支援の充実に資することができればと考えております。(学校長より)

 あぶくま支援学校支援事例集.pdf


 あぶくま支援学校教材教具集.pdf


支援事例①「大声・突発的な飛び出し」.pdf
支援事例②「気持ちの調整に時間がかかる児童に関する事例」.pdf
支援事例③国語科「丁寧な言葉遣いに関する指導の事例」.pdf
支援事例④算数科「数量の理解が難しい児童の「3までの数」の学習事例」.pdf