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 本校は、福島県郡山市の東部、中田町の自然豊かな環境の中に位置し、平成6年に開校した知的障がい特別支援学校です。
 令和7年度は、小学部90名、中学部56名、高等部187名、計333名の児童生徒が在籍しており、県内ではいちばん大きな特別支援学校です。
 本校では、学校教育目標の3つの柱として「進んで学ぶ 生活に生かす」「みんななかよく 共に働く」「元気な体 健康に生きる」を掲げ、将来の「自立と社会参加」に向けて、各学部段階で児童生徒一人一人に適切な目標を設定し、その達成を目指した学習に取り組んでいます。

児童・生徒の活動紹介~Activities~

今何時?「できた!わかった!」をウォッチんぐ!?【数学:時刻と時間】

2024年10月11日 16時49分

 

「今何時?」「え、うーん…」

教師  「時計とは?時間とは?」

生徒A「あれ!(時計を指さす)」

生徒B「時間は守らなきゃいけない!」

教師  「ごもっとも」

 感覚では大体把握している「時間」。いざ意識する、正確に読むとなると様々な「力」を働かせなければなりません。

 日常的によく見るアナログ時計。初めて読む子どもたちにとってはどうでしょう。早速様々な壁に当たります。

生徒A「10時6分!」

生徒B「どっちの針を読むの…」

生徒C「10と11の間に針があって分からない…」

教師(苦手意識ができてしまう前に、時計が読める、できた!わかった!と感じてほしい…)

 悩んでいましたが、自分の腕にはデジタル腕時計が。デジタル時計であれば数字を読む力を働かせて分かるかもしれません。

 生徒に合わせてデジタル時計をまず活用し、時間を読む良さを感じ、それからアナログ時計に移行したほうが学習を深められると考えました。

 今回の教材はデジタル腕時計!

生徒 「大人みたい!カッコいい!」

自分からつけてくれました。

 PowerPointで読み方の学習を行い、フラッシュカードで読んでみたり、ストップウォッチ機能で10秒や1分を計り時間の感覚を身に着けながら学んだり…時計の単位の理解を深め、自然と時計への抵抗感がなくなり、読めることで笑顔が見られるようになりました。アナログ時計の学習への移行もスムーズにできました。

 学習を進める中で、「日常生活で時計を意識して行動する」社会生活に必要な力を伸ばしていくことができればと考えます。

 今後も、中学部の数学の授業では、子どもたちのできた、分かったという姿を増やしていくことのできるような学習活動を展開していくことができればと思います。(中学部数学担当)

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