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 本校は福島県郡山市の東部、中田町の自然豊かな環境の中に位置し、平成6年に開校した知的障がい特別支援学校で、小学部・中学部・高等部の児童・生徒が学ぶ、県内で最も規模の大きな特別支援学校です。

 令和6年度は、小学部83名(26学級)、中学部60名(17学級)、高等部199名(34学級)、計342名(77学級)の児童生徒が在籍し、スタートしております。(令和6年4月3日現在)
 本校では、学校教育目標の3つの柱である「進んで学ぶ 生活に生かす」「みんななかよく 共に働く」「元気な体 健康に生きる」について、小学部から高等部へと成長する中で、それぞれの目標が達成できるよう日々の指導に当たり、児童生徒の「自立と社会参加」をめざしています。

児童・生徒の活動紹介~Activities~

【はたらく意義と協働】~前期産業現場等における実習~(高等部2学年)

2024年7月24日 16時35分

 6月10日(月)から21日(金)まで産業現場等における実習を実施しました。2学年は校外における実習は初めて行うことから、生徒たちは緊張や不安感を感じている様子が見受けられました。毎日実習先に通ったり、作業に継続して取り組んだりすることで、少しずつ慣れていくことができました。
 今後は実習先で経験したことや学んできたことを生徒同士が共有し、将来の職業生活を具体的にイメージすることができるよう学習に取り組んでいきたいと思います。


<中学部より> 「工夫する力!理科の問題解決能力を伸ばす」【電気の通り道】

2024年7月19日 16時30分

 

「今日はみんなが電気をつけよう!さあ、実験を始めよう。」


 これまでの学習で、電気の通るもの、通さないものを学び、学んだことを生かして電気の通り道(回路)を作る実験です。

生徒A「他の繋ぎ方はあるかな。」
生徒B「あれ、つかない」

生徒C「先生、手伝ってください!!」

生徒D(うまく繋げずイライラしてそう…)

 実験はうまくいかないことがあるもの。うまくいかない場合、どうしたらうまくいくか、考えて工夫することが大切と伝えます。

 自分で考え、課題を乗り越えた先にできた、分かったという経験は、これからの学習や人生においてうまくいかないことがあっても、自分の力で乗り越えることができる大切な力と考えます。

 今回の理科の力は「くらべよう!」頑張ることを生徒と共有しました。【理科の問題解決能力の育成】

 中学部2学年では、光っている時の回路は繋がっているか、繋がっていないか、金属で繋がっているかという様子を観察し、状況を関連付けて考える力を伸ばすことも意識します。

 教材作成において、生徒が自分でできるように、ワンタッチで電気が通るものが分かる教材や、身近で分かりやすい金属の道具を活用することとしました。

 うまくいかない場合には、前時で学んだことを生かします。

教師  「電気を通すものはどんなもの?」

生徒A「シルバーのもの!」

生徒B「金属!」

教師  「金属でつながっていないと電気が通らないね」

生徒A「あ、そうか!」

 初めは光らない、繋がらないこともありましたが、自分で考え工夫し、光った豆電球を自慢げに見せてくれました。

 今後も中学部理科では、子どもたちのできた、分かったという姿を増やしていくことのできるような学習活動を展開し、身近な事象の理解を深め、問題解決能力を働かせながら、理科の資質・能力を充実していくことができればと思います。

(中学部理科担当)

 

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