お知らせ ~Message From The Principal~

お知らせ

NEW 「新たなカタチの創造」

 今年5月に、新型コロナウイルス感染症の分類が5類に移行したことを受けて、これまで多くの制限を設けて
きた学校での活動を見直し、可能な限り児童生徒の学習活動の幅を広げる対応を進めています。各学部の修
学旅行や、校外での学習だけではなく、調理など校内での学習についても取組の幅が広がり、友達や先生との
かかわりを楽しみながら活動する姿が増えてきていると感じています。
 「コロナ前の形に戻す」のではなく、コロナ禍の生活で経験したことを生かした「新たなカタチ」を模索しな
がら、児童生徒一人一人の自立と社会参加の実現につながる学習の充実を目指しています。本校からの様々
な情報発信も充実させるなどして、地域の特別支援教育の中核としての役割を果たせるよう進めてまいります。

                                      校長 鈴木 龍也

※学校だより第2号より
学校だより第2号(R5.10.30).pdf

令和5年度 高等部入学式

 本日、本校PTA会長、教育活動後援会長のご臨席のもと、高等部の入学式を挙行し、80名の生徒が高等部の仲間入りをし、新たな学びをスタートさせました。高等部は総計199名の大所帯になりました。桜の花は散り始めましたが、若葉が勢いよく芽吹きだした様子は、生徒のこれからの成長を表しているように思います。

 校長「式辞」では、生徒に「社会生活に必要な知識や技能、体力、将来の自立と社会参加に向けた働く力などを身に付けられるよう学習に取り組むこと」「高等部生になった自覚と、何事にも最後まで粘り強く取り組む気持ちをもつこと」「体を動かす機会を通して、心と身体を鍛えたり、作業学習や産業現場等における実習など実践的な学習を体験しながら、自分でできることを増やし、働く力を身に付けたりしてほしいこと」などを話しました。

 また、保護者の皆様には、「卒業時はいちばん小さな大人であること。大人としてふさわしい、子どもたちの確かな力を育むこと」をお約束しました。

 明日から,全校生347名での学習が本格的にスタートします。一日一日を大切に、心身ともに成長できるよう、学校運営に努めてまいります。

 

                   令和5年4月11日  校長  鈴木 龍也

 

令和5年度 小・中学部入学式

 本日、本校PTA会長、教育活動後援会長のご臨席のもと、小・中学部の入学式を挙行し、小学部21名、中学部15名の児童生徒が、新たな学びをスタートさせました。昨日には、小・中学部の第1学期始業式も行われ、新年度が本格的に始まりました。

 校長の「式のことば」では、児童生徒に「前向きな気持ちで挑戦すること」や、「健康に留意して生活すること」などのメッセージを贈るとともに、保護者の皆様には、「子どもたちの確かな力を育むこと」をお約束しました。

 これから先の学校生活に、期待をもって過ごすことができるよう、日々の学習活動などの充実を図るとともに、心身ともに安心・安全な環境づくりに、さらに努力を重ねていきたいと思います。

 翌週には,高等部の始業式、入学式が行われます。全校生が揃ったにぎやかで活気のある学校が、今からとても楽しみです。

                 令和5年4月7日   校長  鈴木 龍也

卒 業 式

卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。

今年度の卒業式は、新型コロナウイルス感染症の影響もありましたが、感染対策を取りながら、小中高と学部ごとに分けて実施しました。

高等部は3月10日(金)に、小・中学部は3月17日(金)に行い、小学部12名、中学部30名、高等部52名が、学校生活での思い出を胸に無事卒業していきました。児童生徒は、3年ぶりにマスクを外して式に臨み、緊張したり、笑顔を浮かべたりしながら、一人一人とても立派に卒業証書を受け取ることができて、思い出に残る卒業式になったことと思います。

特に、中学部と高等部の卒業生は入学後の3年間、また小学部の卒業生は4年生からの3年間において、新型コロナウイルス感染症の影響等を大きく受けており、毎日の授業や学校行事等について計画通りに進められなかったり、たくさんの友達との活動が難しかったりすることが多くなってしまいました。また、大きな地震や水害等も経験し、厳しい状況にある中での学校生活でしたが、何事にも一所懸命取り組むことや笑顔、明るさを忘れずに過ごす姿を見せてくれており、経験を通して学んだことや何事にも前向きに取り組むことが、児童生徒一人一人の成長につながっていると感じました。

これからも、自分自身の頑張れる力や人との出会いの大切さを忘れずに、さらなる成長を願っています。

 

令和5年3月20日               

校長 西村 則昌

2学期を振り返って

2学期の学習を進めるに当たっては、新型コロナの影響のため、制限や配慮が必要な場合があり、これまで同様に感染防止に努めるとともに、学習内容や指導体制の工夫、ICT機器の活用等を図ってまいりました。

児童生徒は、毎日の授業をはじめ、中学部高等部の修学旅行や後期産業現場等における実習や後期校内実習、にじのおか祭、特別支援学校スポーツ大会等、様々な学習や行事に取り組むことができました。

児童生徒が学校を離れ、直接、自分が「見たり」「聞いたり」「作ったり」するなどの体験的な学習を通して学ぶこともあり、主体的に、意欲的に学習に向かう姿が見られ、学びの深まりも感じられました。また、友達と話し合ったり、協力して活動に取り組んだりすることで、友達とのつながりが強まるなど貴重な学習の機会になったと考えております。

3学期も、児童生徒一人一人の良さや可能性を引き出し、学んだことをしっかり身に付けられるように学習を進めてまいりたいと思います。

 

 

令和4年12月23日               

校長 西村 則昌

活気に満ちた にじのおか祭

児童生徒が楽しみにしていた今年の「にじのおか祭」は、10月22日(土)に『げんき えがお ありがとう』をテーマに開催することができました。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一般公開は行いませんでしたが、保護者の皆さんに、小・中学部の歌や器楽演奏、劇等の発表、中・高等部の作業製品販売や実演体験、全学級の作品展示を通して、日頃の学習の成果を発表することができました。

コロナ禍のため、活動が制限されることもありましたが、それぞれの発表や活動場面では、児童生徒一人一人が自分の役割に一生懸命取り組んだり、みんなで協力しながら活動を盛り上げたりする姿を見ることができてとても良かったと思いました。

また、高等部の作業体験では、私自身が家庭班の「こぎん刺しマグネット作り」と清掃班の「テーブル拭き」を体験させてもらいましたが、それぞれ担当した生徒が緊張しながらも、やることを分かりやすく丁寧に教えてくれました。学習を通して身に付けた知識や技術を人に伝える姿に触れ、とても頼もしく感じました。

児童生徒の発表や販売、作品等から、元気な姿やたくさんの笑顔、感謝の気持ちが伝わってきており、とても活気に満ちたにじのおか祭になったと思います。

 

令和4年10月28日               

校長 西村 則昌

福島県特別支援学校スポーツ大会

第21回福島県特別支援学校スポーツ大会が、10月8日(土)あづま総合運動公園において開催され、本校からは、高等部生徒が、フライングディスク、バスケットボール、陸上、サッカーの4競技に参加しました。前日には、校内で壮行会が行われ、各競技の部長から大会での目標や意気込みが発表され、その後、選手に向けて応援団や生徒たちから熱い声援が送られました。

大会当日は、天気にも恵まれ、家族や友達の声援を受けながら、一人一人が練習の成果を精一杯発揮し、チーム競技においても励まし合い協力し合いながら試合に臨み、真剣な表情を見せたり、身体全体で喜びを表現したりするなどの姿が見られていました。

コロナ禍のため、部活動の練習も制約を受けることもありましたが、最後まで頑張ることができた経験を自信にして、これからの運動や身体づくりに取り組んでいってほしいと思います。

 

令和4年10月20日               

校長 西村 則昌

修学旅行を通して

今年度も新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、当初の計画から旅行先や期間等について変更した内容もありましたが、小学部はいわき方面、中学部は会津・猪苗代方面、高等部は石川・福井方面において実施し、9月末までに全学部の修学旅行を無事終了することができました。

児童生徒は、新型コロナウイルス感染症予防に努めながら、事前学習で学んだことについて学校から離れた場所で、実際に自分の目で見たり、話を聞いたり、体験したりしながら活動に取り組むことができました。新たな発見に喜びや驚きを感じたり、興味関心を高めたりするなど、学校では味わうことのできない数多くの経験を積むことができたと考えております。また、友達と一緒に行動する中で、友達とのかかわりを楽しんだり、集団行動や社会のルールを学んだりする機会にもなりました。

修学旅行中の児童生徒の表情や会話、行動等からも一つ一つの活動が充実していることが伺えており、それぞれの修学旅行を通して学んだことや友達と過ごした時間、思い出をこれからも大切に過ごしてほしいと思います。

 

令和4年10月5日               

校長 西村 則昌

実り多い2学期に  

 

夏休みが終わり、新型コロナウイルス感染症対策を取りながら2学期がスタートしました。

始業式は、小・中学部が8月25日、高等部が9月1日に、それぞれリモート形式で行いました。

2学期は、にじのおか祭や中・高等部の修学旅行、中学部の後期校内実習、高等部の後期産業現場等における実習や後期校内実習等のほか、様々な活動が計画されております。新型コロナウイルス感染症の影響が心配されますが、感染対策を取ったり、工夫したりしながら進めて行きたいと考えております。

児童生徒には、一人一人が新型コロナウイルス感染症に係る基本的な感染対策に取り組むとともに、一つ一つの活動に、これまでに身に付けた力を活かし、自信をもって取り組んだり、新しく始まる学習や運動にチャレンジしていったりしてほしいと思います。また、先生や友達とのかかわりを楽しんだり、友達と協力しながら活動に取り組んだりする機会を大切にしてほしいと思います。

自分の目標をしっかりもち、目標達成に向けて努力しながら実りの多い2学期になることを期待しています。

 

 

令和4年9月1日               

校長 西村 則昌

1学期を振り返って

1学期終業式は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、小学部と高等部はリモート形式で、中学部は体育館で、学部ごとに実施しました。

1学期中の学校生活においても、新型コロナウイルス感染症の影響を受けることが多かったですが、活動状況に合わせて、感染防止策の徹底やICT機器の活用等、できる工夫を行いながら進めてまいりました。

日々の学習をはじめ、小学部の運動会や修学旅行、中学部の前期校内実習、高等部の前期産業現場等における実習や前期校内実習等を計画に沿って進め、それぞれの活動において児童生徒の元気な声や笑顔、熱心に取り組んでいる姿を見ることができました。

また、PTA主催の「みんなであそぼう」も保護者の皆様の御協力で、3年ぶりに開催し、音楽コンサートや屋台等で楽しむことができました。

学校生活でのリズムができてきたり、友達や先生とのかかわりを楽しんだり、見通しをもちながら学習に取り組むことができたりするなど、児童生徒一人一人に成長が感じられた1学期でした。

 

 

  令和4年7月21日               

校長 西村 則昌

笑顔にあふれた運動会

小学部の運動会が、6月5日(土)に体育館で行われました。新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、昨年度に続き3つの学年ごとに分け、2班の入れ替え制で実施し、子供たちの元気な姿や友だちを応援する温かい拍手の音が体育館の中に広がりました。   

1・2年生は、ゴールに見立てた「バス」や「ななちゃん」に向かって、自分のリズムで楽しそうに走る姿が印象的でした。

3・4年生は、種目によって走ったり、跳んだり、ボールを蹴ったりするなど、身体を上手に使って取り組んでいました。

5・6年生は、あぶスポタイムや体育での運動、これまでの経験等が種目にも活かされ、一生懸命に取り組む姿が見られていました。

子どもたち一人一人が、自分の参加する種目に最後まで取り組んだり、拍手で友だちを応援したりするなど、笑顔も見られ、有意義な時間を過ごすことができたと思います。

子供たちには、運動会を通して学んだことや経験したことを、これからの学習や生活の中に活かしていってほしいと思います。

 

令和4年6月7日               

校長 西村 則昌

卒業おめでとう 

 卒業生の皆さん、卒業おめでとう。

 今年度の卒業式は、新型コロナウイルス感染症の影響により、開催できるのか心配もありましたが、昨年度に続き感染対策の徹底を図りながら、小中高と学部ごとに分けて実施することができました。

 高等部は3月10日(木)に、小・中学部は3月18日(金)に行い、小学部17名、中学部13名、高等部62名が、学校生活での思い出を胸に巣立っていきました。卒業証書を受け取る時の児童生徒は、緊張あり、笑顔ありと様々な表情を見せてくれましたが、一人一人の思い出に刻まれる卒業式になったことと思います。

 最近の3年間は、台風や新型コロナウイルス感染症の影響等により、日々の授業や学校行事等について、計画通りには進められず、中止や制限、変更等を行うこともありましたが、児童生徒は、このような厳しい状況下にあっても、勉強したことや経験したことを積み重ねてできることが増えたり、友達や先生とのかかわりを楽しんだりしながら成長した姿を見せてくれました。

 今後の生活においても、辛い時でも頑張ることができた自分に自信をもち、自分らしさと笑顔を忘れず一歩一歩進んで行ってほしいと思います。

 

令和4年3月25日               

校長 西村 則昌

「2学期を振り返って」

2学期は、毎日の授業やあぶスポタイム、中学部高等部の修学旅行、産業現場等における実習・校内実習、にじのおか祭、福島県特別支援学校スポーツ大会等のたくさんの行事や活動が実施されましたが、どの活動においても新型コロナウイルス感染症の拡大防止策を講じながら進めることができました。

また、地域の感染状況等から、当初の計画を延期したり、内容を変更したりすることもありましたが、児童生徒が活動に取り組む姿や表情等から、自信や満足感、達成感等を味わうとともに、成果が積み上げられたと感じております。

3学期も児童生徒一人一人がさらにステップアップできるように、学びの充実に努めてまいりたいと考えています。

年末年始は、交通事故やけが、新型コロナウイルス感染症等には十分注意して、自分の時間や家族と一緒に過ごす時間を大切にしてほしいと思います。

      

                              

令和3年12月24日

校長 西村 則昌

NEW 修学旅行を終えて

 今年度の修学旅行については、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、当初の計画から日程や場所等の変更を行うこともありましたが、11月末の実施をもって、全学部とも無事に終了することができました。

 小学部はいわき方面、中学部高等部は会津・猪苗代方面へ出かけ、地域の歴史や文化等に触れながら見学したり、体験的な活動を行ったりすることができました。当日の活動では事前に学習してきたことが活かされ、事後学習では学んだことを振り返り、定着につながったと考えております。見たり、聞いたり、製作したりしながら興味関心を高めたり、感動したりする姿も随所に見られていました。また、友達と過ごす時間にも笑顔が見られ、思い出に残る一日を過ごすことができたと考えております。

一人一人が修学旅行での経験をこれからの生活や学習に活かしてほしいと思います。

 

                                       令和3年12月6日               

                                       校長 西村 則昌

NEW 笑顔と元気にあふれた にじのおか祭

 今年は、10月23日(土)に「にじのおか祭」が開催され、『力を合わせて 元気いっぱいの 笑顔をさかせよう』をテーマに、各学部が歌や劇、ダンス等の発表や作業製品販売、作品展示を行い、日頃の学習成果を発表する機会としました。
 今年度も新型コロナウイルス感染症の影響があって、昨年度に続き、保護者のみの見学となりましたが、多数来校いただき、児童生徒の頑張りや成長した姿を見ていただくことができたと考えております。

 小学部は、学年ごとに歌や楽器演奏、ダンス等の発表を行い、一人一人が、元気に伸び伸びと歌ったり、演奏したり、踊ったりして、みんなで協力しながら一つ一つの発表を作り上げることができました。

 中学部は、1・2年生は校外学習を通して学んだことを作文や劇等で、3年生は、会津について学習してきたことを劇で発表を行い、一人一人が緊張しながらもしっかり表現することができました。作業製品販売にも熱心に取り組む姿が見られていました。

 高等部は、午前と午後を通して、作業班ごとに作業製品販売や実演、体験等を行いました。生徒は販売活動や案内、呼び込み等の自分の役割に一生懸命取り組んでおり、人とやりとりする機会も貴重な経験になったと思います。

 作品展ラリーでは、「笑顔」をテーマにした作品や個性豊かな作品を校舎内に展示し、児童生徒が自分以外の作品を鑑賞したり、保護者の皆さんに見ていただいたりすることができました。

 児童生徒の緊張しながらも発表や作業製品販売等に一生懸命、生き生き取り組む姿には笑顔や元気があふれ、充実感や満足感を味わうことができたと思います。


                             令和3年11月8日
                             校長 西村 則昌

NEW <校長より>「1学期を終えて」

 1学期は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けることもありましたが、毎日の勉強やあぶスポタイムをはじめ、小学部の運動会や修学旅行、中学部の校外学習や前期校内実習、高等部の校外学習や前期産業現場等における実習等、感染防止策を講じ、対応を工夫しながら計画されていた学習活動を実施することができました。
 児童生徒が一生懸命勉強や運動に取り組む中で見せる、真剣なまなざしや集中した姿には、目を見張るものがありました。また、友達とのかかわりを楽しみ、笑顔や弾んだ声が広がることもありました。
 2学期も児童生徒一人一人の学びの充実につなげられるように努めていきたいと考えます。
 夏休み中は、交通事故やけが、熱中症などに十分注意するとともに、新型コロナウイルス感染症については、基本的な感染防止策を心掛け、充実した時間を過ごしてほしいと思います。


                      令和3年7月30日               
                      校長 西村 則昌

NEW <校長より>「子供たちが輝いた運動会」

 小学部の運動会は、昨年度、新型コロナウイルス感染拡大防止のため実施できませんでしたが、今年度は、6月5日(土)体育館において3学年ごとに分け、2班の入れ替え制にして実施しました。

 1年生と2年生にとっては、学校に入学してから初めての運動会となりましたが、ゴールを目指して走ったり、かごに向かって紅白の球を投げたりするなど、楽しそうに取り組んでいたのがとても印象的でした。

 子供たちは、日頃からあぶスポタイムや体育等で運動に取り組んでいますが、運動会当日も雰囲気を味わいながら笑顔で元気に身体を動かし、自分の参加する種目に一生懸命取り組んでおり、その姿から一人一人の成長を感じることができました。

                                令和3年6月

                                校長 西村 則昌

あぶくま 2020 にじのおか週間

 今年度の「にじのおか祭」は、10月24日(土)に開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、10月26日から30日までの5日間を「あぶくま2020にじのおか週間」として、学年や学級、グループ等による歌や楽器演奏、劇等の発表、ビデオ上映、高等部の作業販売・体験等を行いました。また、「作品展ラリー」として、学級前の掲示板に作品を展示し、他の学部や学級の児童生徒の作品を自由に鑑賞できるようにしました。たくさんの保護者の方にも来校いただき、児童生徒の日頃の学習の成果をご覧いただくことができました。

 にじのおか週間としての実施は、初めての試みでしたが、試行錯誤しながら作り上げていくことができたと思います。児童生徒にとっても、貴重な経験、良い思い出になったのではないかと考えております。

 今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、様々な教育活動が中止になったり、内容や方法を変更したりすることが多い中、例年とは違った形ではありましたが、児童生徒の学習を発表する機会として実施することができて良かったと思いました。

児童生徒には、頑張りや成し遂げた自信、協力して作り上げる素晴らしさ等を次の目標達成に向けて活かしてくれることを期待したいと思います。

 

令和2年11月4日

校長 西村 則昌

1学期を振り返って

《1学期を振り返って》

 1学期は、新型コロナウイルス感染症の影響から、約1ヶ月の臨時休業があったり、教育活動の中止や延期等の対応を行ったりすることがありました。そのため、子供たちは、学校や自宅等でのリズムがなかなか整わなかったり、友達や先生の名前や顔を覚えるのに少し時間がかかったりしたのではないかと感じています。
 それでも、少しずつ校内で元気な声が聞かれるようになったり、一生懸命勉強や運動に取り組んだりする姿が見られるようになってきました。

 全校で取り組んでいる朝の運動の『あぶスポタイム』では、自分の目標に向かって、校庭や体育館を先生や友達と一緒に歩いたり、走ったりして元気に体を動かしている姿がたくさん見られました。また、教室内や廊下の掲示板には、シールの張られたがんばりカードで、成果を確認することができました。
 小学部の集会委員会と高等部の生活委員会が協力して行った『朝のあいさつ運動』では、子供たちの「おはようございます」という大きな声が広がり、皆さんを明るい気持ちにしてくれました。
 高等部の産業現場等における実習は、当初の計画より3週間遅れてスタートしましたが、校外校内の実習ともに、一人一人が自分の進路を見据えて、目標が達成できるように努力する姿が見られていました。
 子供たちには、1学期にできたことや頑張ったことは、自信をもって2学期もしっかりやってほしいと思います。

 夏休み中は、交通事故やけが、熱中症などに十分注意するとともに、新型コロナウイルス感染症については、引き続き健康観察やマスクの着用、手洗い、手指の消毒等の感染予防を心掛けて過ごしてほしいと思います。
 2学期の始業式には、 全員が 元気な顔で登校してくれることを願っています。

 

《第1学期終業式の様子》

 第1学期終業式は、新型コロナウイルス感染症対策として、校長室から放送により式を執り行いました。

 「校長先生のお話」の後に行われた「ぼくの、わたしの夏休みの計画」では、小・中学部、高等部のそれぞれの代表児童生徒が、マイクの前で話すという経験したことのない状況下で、自分自身の計画を立派に発表することができました。

 また、「校歌斉唱」では、スピーカーから流れる音楽を聞きながら、元気よく歌ったり手拍子したりする様子が各教室で見られました。

  


                                           令和2年7月31日
                                            校長 西村 則昌

子供たちの元気な声と笑顔 ~学校が再開して~

 学校は、4月21日から続いていた臨時休業が解除となり、5月25日から再開(4校時下校)され、6月1日からは、通常の授業になりました。

 学校が始まると、校舎内には、登校の時から、子供たちの元気な声や笑顔が広がりました。子供たちに、「久しぶりの学校だね。学校が始まってどうですか?」と聞いたところ、

「みんなと会えてうれしい。」「学校は楽しいです。」「みんなと話ができてうれしいです。」

とすぐに答えが返ってきて、私もうれしくなりました。

 4月にスタートしてからも、なかなか思うように活動できないことが多くなってしまいましたが、これからも、子供たちには、友達や先生と過ごす時間や様々な教育活動を通して貴重な経験を重ね、充実した学校生活を過ごしてほしいと思います。

 生活の中で、一人一人ができる感染防止に努めながら、頑張っていきましょう。

 

令和2年6月5日      

校長 西村 則昌      

           

校長あいさつ

 

 

 

 今年度4月1日の人事異動により本校に着任いたしました校長の西村則昌です。

 どうぞよろしくお願いいたします。 

 本校は福島県郡山市の東部、中田町の自然豊かな環境の中に位置し、平成6年に開校した知的障がいの特別支援学校で、小学部、中学部、高等部の児童生徒が学んでいます。

 今年度は、小学部93名、中学部62名、高等部183名、計338名の児童生徒が在籍しており、県内で一番大規模な特別支援学校であります。

 本校では、学校教育目標の3つの柱である「進んで学ぶ 生活に生かす」「みんななかよく 共に働く」「元気な体 健康に生きる」について、小学部から高等部へと成長するにしたがって、それぞれの目標が達成できるように日々の指導に当たり、児童生徒の「自立と社会参加」の実現をめざしております。

 児童生徒が、毎日笑顔で元気よく登校し、様々な学びを通して達成感や充実感を味わったり、友達や先生とのかかわりを楽しんだりできるように、一日一日を大切にしていきたいと考えております。

 また、本校では、地域支援センター「なないろ」を設置するとともに、特別支援教育コーディネーターや教育支援アドバイザーが、地域における特別な支援を必要としている子供たちの発達や教育に関する相談を行っております。特別支援学校のセンター的機能を発揮し、さらなる充実に努めてまいります。

 今後とも、保護者の皆様や地域の皆様、関係機関の方々の一層の御理解と御支援をいただきながら、児童生徒の教育活動の充実に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

  令和2年4月          

 福島県立あぶくま支援学校   

     校長 西村 則昌