児童・生徒の活動紹介~Activities~

~Activities~

<中学部より> 「 中学部3学年 修学旅行 」

 11月26日(金)、自分たちの住む「福島県」の地理や歴史について調べたことを生かしながら、様々な体験をし、見聞を広めることを目的に会津・猪苗代方面へ修学旅行に行ってきました。

 飯盛山では、白虎隊のお墓にみんなで手を合わせた後、白虎隊が鶴ヶ城を眺めた場所まで行きました。事前に行われた「にじのおか祭」において会津の歴史について発表したことを思い出しながら、白虎隊のように手をかざして鶴ヶ城の方向を眺めました。

 民芸の里「松良」では、あかべこの絵付けを体験し、こづゆや会津そば、ソースかつなど会津の味覚を堪能しました。

 鶴ヶ城市民公園では、曇りがちだった空がきれいに晴れ、青空にそびえたつ鶴ヶ城を眺めてきました。歩きながらお城が見えてくると、生徒たちからは驚きと喜びの声があがっていました。

 野口英世記念館では、生家や英世ロボット、館内展示を見学しました。たくさんの見学者がいましたが、マナーを守り譲り合いながら見学してくることができました。

 今回、修学旅行に出かけるまで、感染症予防のため途中日程の変更があったり、実施ができるかどうか心配な面もあったりしましたが、修学旅行先では友達とのやりとりを楽しんだり、たくさんの笑顔が見られたりするなど、思い出多い一日を過ごすことができました。

<中学部2年1,2,3組より> 「 おでかけまほろん 」

 12月1日(水)に福島県文化財センター白河館まほろんの方が来校し、2年1,2,3組が2,3校時に縄文時代の人々の生活について学習しました。体育館と、正面玄関を使って活動し、体育館では、縄文土器や、熊の毛皮、復元した弓矢などを展示して頂いたり、弓矢体験も行ったりしました。正面玄関では、火おこし体験を行い、火を起こすために「1・2・1・2。」の掛け声で頑張っていました。生徒たちは初めて見たものや体験したことが多く、大昔の人々の暮らしを知る良い機会になったと思います。

NEW 校長より「修学旅行を終えて」

 今年度の修学旅行については、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、当初の計画から日程や場所等の変更を行うこともありましたが、11月末の実施をもって、全学部とも無事に終了することができました。

 小学部はいわき方面、中学部高等部は会津・猪苗代方面へ出かけ、地域の歴史や文化等に触れながら見学したり、体験的な活動を行ったりすることができました。当日の活動では事前に学習してきたことが活かされ、事後学習では学んだことを振り返り、定着につながったと考えております。見たり、聞いたり、製作したりしながら興味関心を高めたり、感動したりする姿も随所に見られていました。また、友達と過ごす時間にも笑顔が見られ、思い出に残る一日を過ごすことができたと考えております。

一人一人が修学旅行での経験をこれからの生活や学習に活かしてほしいと思います。

 

                      令和3年12月6日               

                      校長 西村 則昌

高等部2学年2グループの修学旅行

 9月30日(金)に高等部2学年2グループの修学旅行が実施されました。修学旅行は、「訪問地での見学や体験活動を通し、それぞれの地域の文化や景観に興味をもち、楽しむことができる。」「公共の交通機関や施設の利用において、教師や友達と一緒に集団で落ち着いて行動する。」ことを目的に実施しました。

 アクアマリンいなわしろカワセミ水族館では珍しい川魚や水生生物、更にはカワウソの可愛さに感激する生徒たちの様子も見られました。

 猪苗代湖長浜散策では、猪苗代湖の壮大さや景観の素晴らしさ、冷たい水温に驚くなど目で見て肌で感じることができました。

 河京ラーメン館での昼食では、喜多方ラーメンの他にこづゆなどの会津地方の郷土料理を堪能しました。

 磐梯高原南ヶ丘牧場では、赤べこの絵付け体験や動物との触れ合いを楽しみました。センスあふれる世界に一つだけの赤べこを作り上げることができたほか、乗馬や餌やり体験を通して絵や写真とは一味違う動物の姿に魅せられました。

 日帰りでの修学旅行でしたが学校では味わうことのできない貴重な経験となりました。生徒たちにとっても忘れることのできない思い出の一つとなりました。

高等部2学年1グループの修学旅行

 10月8日(金)に高等部2学年1グループの会津若松市への修学旅行が実施されました。会津若松市内の見学や体験活動を通して「福島県の自然や歴史、文化、生活などに触れることで福島県について興味や知識を広げる。」、「集団の中での自分の役割を果たすとともに、相手のことも考える思いやりの気持ちをもち、落ち着いて安全に行動することができる。」ことをねらいとして実施しました。

 会津藩校日新館では、会津藩の武士の子どもたちが学んだ様子や施設を見学しました。今の自分たちの学校生活との共通点や違いについて気が付いたことを友達同士で話し合う様子が見られました。

 鶴ヶ城会館では、赤べこ、または起き上がり小法師の絵付け体験をしました。それぞれ事前学習で考えて準備した自分の下絵や見本を見ながら、個性豊かで素敵な作品を仕上げることができました。

 鶴ヶ城では、お城の大きさに驚いたり、天守閣からの景色のよさに感動したりしていました。

 福島県立博物館では、社会の授業で学んだ竪穴式住居や土器などの模型を実際に見ることで、さらに知識を深めることができました。

 最後の見学地の飯盛山では、当時の白虎隊の様子や心境に触れ、心を込めてお墓に手を合わせてきました。さざえ堂では入り口から入り、ぐるぐる回っている間にいつの間にか建物の外に出てきていることに不思議な感覚を覚えました。

 1日だけではありましたが、普段できない経験を通して、生徒達はたくさんの思い出を作ることができました。

NEW <にじのおか祭実行委員会より> 「 にじのおか祭 」

 10月23日(土)に、にじのおか祭が行われました。にじのおか祭は、学校全体の行事として友達や教師と一緒に協力して取り組んだり、学習の成果を発表することで今後の学習意欲を高めたりすることをねらいとしています。今回は小学部・ステージ発表、中学部・総合的な学習の時間の発表、作業製品販売、高等部・作業製品販売や体験等を行い、日頃の学習の成果を披露しました。保護者の皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染症の感染予防対策にご協力いただきながらご覧いただき、ありがとうございました。

〇小学部
合奏やダンス、修学旅行の思い出など、これまで学習してきたことの成果をステージで発表しました。大きな舞台やお客さんに緊張しながらも、精一杯に披露することができました。

〇中学部
1学年はムシテックワールドでの体験、2学年は郡山自然の家での体験、3学年は鶴ヶ城や白虎隊について学習してきたことをもとに、それぞれ工夫をしながら発表しました。また、2・3年生は、作業学習で作った製品の販売も行いました。

〇高等部
作業班ごとに製品販売や作業実演、体験コーナー等を行いました。たくさんのお客さんに来ていただいたことで、生徒たちにとって良い経験になり、今後の学習意欲の向上にも繋がりました。

NEW 笑顔と元気にあふれた にじのおか祭

今年は、10月23日(土)に「にじのおか祭」が開催され、『力を合わせて 元気いっぱいの 笑顔をさかせよう』をテーマに、各学部が歌や劇、ダンス等の発表や作業製品販売、作品展示を行い、日頃の学習成果を発表する機会としました。
 今年度も新型コロナウイルス感染症の影響があって、昨年度に続き、保護者のみの見学となりましたが、多数来校いただき、児童生徒の頑張りや成長した姿を見ていただくことができたと考えております。

 小学部は、学年ごとに歌や楽器演奏、ダンス等の発表を行い、一人一人が、元気に伸び伸びと歌ったり、演奏したり、踊ったりして、みんなで協力しながら一つ一つの発表を作り上げることができました。

 中学部は、1・2年生は校外学習を通して学んだことを作文や劇等で、3年生は、会津について学習してきたことを劇で発表を行い、一人一人が緊張しながらもしっかり表現することができました。作業製品販売にも熱心に取り組む姿が見られていました。

 高等部は、午前と午後を通して、作業班ごとに作業製品販売や実演、体験等を行いました。生徒は販売活動や案内、呼び込み等の自分の役割に一生懸命取り組んでおり、人とやりとりする機会も貴重な経験になったと思います。

 作品展ラリーでは、「笑顔」をテーマにした作品や個性豊かな作品を校舎内に展示し、児童生徒が自分以外の作品を鑑賞したり、保護者の皆さんに見ていただいたりすることができました。

 児童生徒の緊張しながらも発表や作業製品販売等に一生懸命、生き生き取り組む姿には笑顔や元気があふれ、充実感や満足感を味わうことができたと思います。


                             令和3年11月8日
                             校長 西村 則昌

<にじのおか祭実行委員会より>「にじのおか祭 中学部・高等部作業販売製品のお知らせ 」

 10月23日(土)に、にじのおか祭が行われます。来校の際は中学部・高等部の作業製品の販売を行っておりますので、ぜひお立ち寄りください。なお、新型コロナウイルス感染症対策のため、来校者は本校児童生徒の保護者のみとなります。ご理解をよろしくお願い致します。

【中学部】
〇木工班…丁寧な作業を心がけ製作した「マルチラック」を販売します。
〇紙工班…5つの工程に分かれて製作した「封筒」と「ポチ袋」を販売します。
〇家庭班…刺し子をあしらったオリジナルの「バック」や「箸入れ」を販売します。
〇工芸班…和紙をはり重ね、繰り返し柿渋をぬって仕上げた「一閑張(いっかんば)り」の小物入れを販売します。
〇基礎作業班…紙工班と手芸班に分かれて作業しています。紙工班では、すいた紙で製作した「はがき」、手芸班では、アイロンビーズを使用したオリジナル製品を展示しています。

【高等部】
〇木工班…チョイス(便利台)、昨年度大人気だったスマホスタンドに加え、新たに「スパイスボックス」を数量限定で販売します。
〇家庭班…こぎん刺しで「しおり」作り体験を無料で行い、景品としてお持ち帰りいただけます。販売コーナーでは、さをり織りや卓上織り、こぎん刺しの製品を販売します。
〇工芸班…スマホケーブルや髪ゴム、ペンケースや小銭入れ等、様々な本革製品を販売します。
〇窯業班…例年大人気の「お皿セット」「しずく皿」に加え、「マグカップ」「タンブラー」等のカップ類、「一輪挿し」「土偶」等、一点物の焼き物を販売します。
〇農園芸班…「大根」「白菜」「さつまいも」など生徒が手間暇をかけて育てた旬の野菜を販売します。
〇清掃班…窓清掃の実演&体験コーナーを開催します。また、作業技能大会出場者によるデモンストレーションも行います。
〇産業班…日本三大饅頭の1つ『柏屋の薄皮饅頭』を販売します。また、生徒による箱折りの実演を行います。
〇基礎作業班…手芸製品(ストラップ、布製品、メッシュ製品)の販売、アルミ缶つぶしの体験(プレゼント付き)、
手芸・紙すき・缶つぶしの実演を行います。

<中学部より> 「路線バス乗り方教室」

 路線バスの乗車体験を通して、乗車の仕方や利用する際のマナーなどについて理解することを目的に、9月27日に中学2・3年の生徒32名が参加して「路線バス乗り方教室」を実施しました。

 福島交通(株)郡山支社の方に御協力いただき、実際の車両でICカードを使った乗車を体験しました。事前に乗り方について説明をいただいていて、「青い部分にカードをかざす」と理解していましたが、いざやってみるとスムーズにはできなかった部分もあり、実際にやってみて自分で気づいたことも多かったようです。その後、福島交通様のご厚意で、もう一度乗車することができ、スムーズにICカードを使うことができました。

 10月には「自力通学支援週間」があり、実際に郡山駅前から学校まで、高等部生徒と一緒に通学練習を行う活動も予定されています。高等部進学に向けて、路線バスを利用した通学方法を学ぶとともに、社会生活で生かせる力や態度を今後も育てていきたいと思います。