児童・生徒の活動紹介~Activities~

~Activities~

【校内実習で学ぶ 進路・職業への挑戦】~校内実習を通して自身の働き方を考える。~

 中学部の作業学習では、木工班、紙工班、工芸班、家庭班、カレンダー班の5つの班で日々学習に取り組んでおり、先日のにじのおか祭でもそれぞれの生徒が作業製品の販売を通して働くことの意味や意識を確認することができました。


 11月6日より8日間、中学部後期校内実習として学校での作業実習に取り組みます。前期校内実習では、5日間だった校内実習も後期になると3日間長くなり、特に一年生の生徒にとっては初めての一週間を超える長期間の作業になります。前期校内実習で得たあいさつや身だしなみを整えること、人とのコミュニケーションの大切さ、最後まで責任をもって仕事に取り組むことの重要性などの学びを継続するとともにそれぞれが進学や進級を意識して、周りの人に気を配ることや、自分でペース配分を考えること、製品の質を大切にすることなどさらに挑戦的な目標をもって学習に取り組んでいきたいと思います。

 普段の作業では学ぶことのできない進路・職業の学びを得る貴重な時間としてそれぞれの生徒が自身の進路について考えたり、長時間仕事をすることへの意識を高めたりすることができる経験にしていくとともに、さらに個々のキャリア発達を促す機会にしていきたいと思います。

【ヨークベニマルに行こう!】~公共施設利用のルールとマナー~

 中学部2年3・4組では、10月23日(水)にヨークベニマル方八町店に行ってきました。これまでの授業では、自分の行ってみたい場所への行き方についてタブレット端末を用いて調べたり、公共交通機関についてのルールやマナーを学んだりしてきました。

 今回の校外学習では、実際に路線バスを利用して最寄りのヨークベニマルに行き、事前学習で決めておいた買いたいものを探して買ってきました。

 路線バスの運賃箱にお金を数えて入れたり、ヨークベニマルのレジで店員さんにお金を支払ったりと、これまで学習してきたことをしっかりと生かして落ち着いて活動することができました。

【工場見学に行こう!】~工場見学から学ぶ、職業と進路~

 昨年度に引き続き、福島県「感動!ふくしま」プロジェクトのご支援をいただき、株式会社宝来屋本店様の工場を見学させていただきました。
 「職業や進路に関わることに関心をもったり、調べたりすることができる。」、「仕事の種類や工程などに着目して、生産に携わっている人々の様子を捉え、地域の人々の生活との関連を考え、表現することができる。」という職業科や社会科の資質・能力を育成することを目標に学習に取り組みました。
 事前学習では、日程や場所などを確認した後、1~3年生が縦割りで5つのグループに分かれ、どんな質問をしたらよいかを考えました。

 当日は、最初にバスの中で専務の方から会社や味噌の歴史などを丁寧に教えていただきました。専務の方は学校の近くにお住まいとのことで、生徒にも親近感をもって、大変熱心で分かりやすくお話ししてくださって、生徒も集中して説明を聞くことができました。
 工場の中では、味噌の仕込みの工程を見せていただき、特別に触らせていただくこともできました。あぶくま支援学校の卒業生の方も就労されていて、実際に先輩の働く姿も見せていただくこともできました。また、イスラエルなど海外にも輸出していることを知り、新たな知識を得ることができました。

 バスに戻り、生徒からたくさんの質問をさせていただきましたが、専務の方に一つ一つ丁寧にお答えいただき、働くことの大変さや楽しさなどを教えていただきました。
 お土産として全員に味噌をいただきましたが、持ち帰って早速保護者とみそ汁を作った生徒もいました。
 生徒からは「発酵の仕方を知りました。」「外国の人も味噌を食べていることを知りました。」「こうじ菌が活動できる温度についての話がためになりました。」などの感想がありました。


 今回学習したことを、日々の学習や今後の進路学習に活かしていきたいと思います。

 お忙しい中、見学を快く引き受けてくださった株式会社宝来屋本店の皆様、大変お世話になりました。